Winny作者タイーホ

Winnyが普及していくと共にファイルの容量はどんどん増えていった。最初は、DVDをCD-Rノ容量に圧縮した動画が多かったが、末期になってくるとDVDのディスクイメージそのものを流す人が多く現れるようになってきた。しかし、Winnyは仕様上32ビットのハッシュを使っていたため、2G以上のファイルがアップロードできなかった。このため、WinRARでファイルを4つに分割してアップしていた。

そんな、2004年5月衝撃的なニュースが飛び交った。なんと、Winnyを開発していた47氏が、犯罪幇助の罪で逮捕されたのだ!これまで、プログラムが原因で逮捕ということは起きなかった。匿名性を第一にしてきたソフトなだけに衝撃は計り知れないものであった。原因としてやはりサイトを公開していたことが大きかったであろう。これについては、いろいろ考えるべきところである。ソフトを作っただけで幇助になるのかとか、P2P使っただけで違法になるんじゃないかとか。ポイントとなったのは、作者の以下の発言である。

「現在の著作権法の下では,違法なデジタル・コンテンツのやり取りが一般化しており,著作権法違反については警察に取り締まりをまかせている。こうした事態を解消するには,新たなビジネスのあり方を構築するしかない。そのためにネット上に著作権法違反を蔓延させようと思った」

とり方によっては、たしかに幇助にあたるかもしれない。しかし、仮にそうだとしても個人の主張であり、それには犯罪性は全く存在しない。明らかに警察の越権行為であろう。今はどうかというと、ニコニコ動画やYoutubeでそういったことは実現している。もうテレビで放映されなくなった動画や、メーカーが倒産して著作権は存在するがその所有を主張できなくなったコンテンツだけでなく、作者も積極的に無料で公開している。むしろ、テレビのほうが投稿動画と言いながらYouTubeの動画をそのまま使う時代である。

先見の明がありすぎたのだろう。

Share(仮) ポート0騒動 ~嘆きの穴~

Winnyではポート0というポートが開けない環境でもダウンロードできるという特徴があった。しかし、ポート0では、ファイルをアップロード出来ないためWinnyのネットワークに貢献しないばかりか、匿名性を守る上でのセキュリティ上、ここから情報が割れてしまうことがあったため、フリーライダーとして嫌われていた。しかも、ポート0では同時ダウンロード件数が2個に絞られていたのに、度重なる不正ツールによってこの制限を解除し、全体のネットワーク効率を落としてしまう問題もあった。で、対策がねられていたわけだが、フォルダを指定するだけでアプリケーションが強制終了してしまうというとんでもないバグがある状態で、前述の逮捕騒ぎで開発が急遽終了。しばらくの間は、有志の手によってバイナリパッチを当てたり、SafeNyのような支援ツールを使っていたが、早急に次のP2Pソフトの必要性が求められていた。

そんな中、2chのダウンロード板では、Shareというのが話題になった。実際Shareが稼動し始めたのは、2005年頃だが、多くの場合においてWinnyでも十分だったため、移行には2年ぐらいかかった。特に頭を悩ませたのがポート0問題である。また、ポートを開こうにもUPnPCJというツールが出る前までは、手動でパソコンのIPを固定し、その後ルーターで固定したローカルIPのポートを開く設定にしなければならなかった。

また、プロバイダによる制限もきつくなった時代でもある。有名所だと、Plala、Sonetあたりであろう。特にLeoNetなどの一部のプロバイダは、ポートすら開けないものであった。

BitTorrentと海賊党

海外に目を向けると、この頃からかBitTorrentというP2Pソフトが話題になってきた。国内のP2Pとは異なり、これは大容量のファイルをいかに送るかが優先された。元々は、Linuxのディストリビューションの配信がメインであった。それまでは、音楽ファイル交換ソフトNapsterの系列の一つであるWinMXが中心だったが、これがわれざーの目に留まるとどうなるか?Napstarのプロトコルをファイル共有に転用する連中の考えることである。ちろん市販ソフトや映画などの無断配信が起きてくる。

Googleで検索してTorrentファイルを探すだけでダウンロードできてしまう。

スタブ

そんなダウンロードヘブンも、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)の施行と共に終わる。多くのトラッカーサイトが閉鎖したり、当たり障りのないファイルだらけになった。もっとも、当り障りのないというのは、そのトラッカーサイトの国にとってであり、例えば日本のコンテンツで言うならば、アニメにファンサブ1や、そもそも、日本の法律に引っかかっている著作物(無修正動画とか)は普通にアップされていたし、著作権的に取り締まることが難しい、デモ版などにパッチを当てて正規版にしてしまうようなツールやクラッキングツール、キージェネなどの類はTorrentによる配布のほうが一般的だった。

さて本題はここからである。一部の国ではダウンロードを禁止する行為のほうが、むしろ国民の知る権利を侵害しているとか、ファイルに著作権を認める行為は、ただの利権であり著作者は、独占的権利を濫用しているというような主張をする人が現れた。しかも、中国のコピー商品と違い、完全に主義主張で正当な政治活動として活動しているのだ。

最初にこの政党が現れたのは、スウェーデンである。2006年に結成した。Wikipediaによると、これらの政党の目標は、著作権・特許・商標といった知的財産権を制限することである。同時に、プライバシーの強化も意図している。

まさに、47氏の裁判がとんだ茶番に思えるくらいぶっ飛んでいると思うだろう。しかし、これも世界の流れである。着実に賛同者を増やしており、オーストラリア、チェコ、スロバキア、フィンランド、ドイツ、アイルランド、イギリス、アメリカ、スイスにまで同様の政党が現れるまでに至っている。特にドイツでは、2011年9月のベルリン市長選で、反原発を掲げる90年連合・緑の党を上回る勢いで海賊党が大躍進している。

無論、莫大なコストをかけて作品を作った作者には到底受け入れられるものではないだろう。しかし、音楽を例にとると、果たして作者へどの程度売上が行くだろうか?その莫大なコストのうち、どの程度が作者以外に持っていかれるだろうか?そもそも、レコード会社に頼まなくても流通は自分でも可能である。具体的には、ニコニコ動画のボーカロイド動画や、歌ってみたなどのシリーズがいい例だろう。これらのCDはTSUTAYAでも見かけることができるくらい人気があるようだ。

そう考えると、莫大なコストが云々の件は、名も無きクリエイターにとっては言い訳にすらならない。結局は利権なのである。

キンタマと情報流出

2005年にP2Pユーザを震撼させる事件が起きた。なんと、知らないうちに自分のディスクトップ画像がインターネット上に公開されてしまうのだ。通称キンタマウィルス事件である。

どこの世界にも、特異な性癖を持つ人間はいるものである。自分のキンタマをP2Pで晒す遊びが一部の間で流行したらしい。で、その画像の一つにデスクトップのスクリーンショットのライブカメラを作り、Webサーバーを立てて2ちゃんねるのスレッドに自動投稿してしまうウィルスが混入。ウィルスというよりバックドアといったほうが正解か。で、そこのコミュニティの間で騒ぎになった。それからしばらくして、苺ちゃんねるという二次元画像向けアップローダでも同様のウィルスが発生し、半角虹板で話題に。前者をキンタマウィルス、後者はいちごキンタマと呼ばれた。しかし、それは嵐の前の静けさでしかなかった。

これから、しばらくして山田ウィルスというのが話題になった。

ロマンシング サ・ギ(誰が、うまい事いえとw)

2008年末頃だったから、有名なソフトを騙った偽造ソフトがネットワークに流れた。散々情報流出はあったので、偽造自体は珍しいことではないが、このソフトは少し違った。なんと、捏造ソフトが密告(チクり)ツールになっており、このソフトを起動すると自動的に、埼玉県新座市にある株式会社ロマンシングの運営する晒しサイトに個人情報とともに掲載されるのだ。で、ACCASなどに報告などをちらつかせ、消してほしい場合は著作権違反料として数十千円この会社に払わなければならないというものだった。なお、他にもP2P POISONING PROJECTというサービスをやっていた事でも知られる。被害者は、ここには、デスクトップのスクリーンショットが晒されていた。

また、捏造ソフトには、「ここのパスワードを知りたい場合は、このサイトで登録済ませるように」のような条件が課されていたことだ。これ自体は珍しいことでのもない。パスワードと共にバナーをクリックすることを要求したり、げん玉のような審査の甘いポイントサイトや、SNSなどに登録を要求したりするものがあった。では、この登録先が、同じ団体だった場合どうなるか?違法ツールを使っている個人情報を完璧な形で収集できることに他ならない。ロマンシングでは実際、国際著作権機構(ICO)(デッドリンク)という架空の団体をでっちあげて、警告メールを送り、反応がない被害者を片っ端からP2P POISONING PROJECTのトップページに掲載していたわけだ。

もちろん、こういった攻撃的著作権違反対策は法的には、かつてのWinGroove問題、SonyBMG社の音楽CDルートキット混入問題などが示すとおり、完全に違法行為である。しかし、この2点と比較して発覚は遅れた。なぜか?それは、後ろめたい事をやっていたからである。単にソフトの違法コピーまでならここまでは来なかっただろうが、他にもわいせつ物陳列罪だけでなく、児童ポルノ違反条例に引っかかるような画像を集めてて、しかもそれが小学校の校長先生という目も当てられないような状態たので、被害者も発覚を恐れてか、詐欺と知りつつもお金を払ってしまっていたようだ。

このロマンシング詐欺が他の詐欺と大きく異なるのは、「会社」として存在していたことである。法的な手続きもしていたようで、新座市の公的な企業リストにも株式会社ロマンシングがあったようである。国際著作権機構のようなもっともらしい警告は、ネットリテラシーの低い人間は簡単に騙せたようである。しかし、それが仇となった。去年の5月に起訴され家宅捜索を受け逮捕されたのであった。

なお、株式会社ロマンシングから、違法コピーされた被害者へ利益が還元されたという事実はないしかし、ここで名前が割れたがばっかりに人生を棒に振ってしまった人間は数多くいる。その多くは、インターネット初心者ばかりで、ネットリテラシーの低い人間だったであろう。これに限らず、ネットで個人情報を求められたら安易に入力してはならない。

ちなみに、普段からダウンロードを繰り返しているヘビーな利用者は引っかからなかった。事実、ダウンロード板では話題にすらならなかったようだ。しかも、P2Pのポイゾニングという方法も、もともとソフトに備わってた捏造報告機能によって「捏造ファイル」としてカテゴライズされてたので、まったく影響はなかったと思われる。(やるにしても、スパムホストとして認定されるばかりか、電気代だけ食うようなシロモノを本気でロマンシングがやってたのかどうか甚だ疑問である。)

動画投稿サイトの上陸

2007年、YouTubeが日本にやってきた。ここには、大量にアニメなどがアップされた。これにより、インターネット上の情報の流通量が大きく変わった。すでに、P2Pの占める割合は動画投稿サイトに取って代わられた。人気のあるサイトならば似たようなサイトが乱立するのも道理である。フランスからはDailymotion、中国の土豆など多数。Youtubeで消されることが多くなっても、新しい動画投稿サイトに転載されたりしてどんどん拡散していった。

P2Pの衰退

これによる影響か、P2Pによるファイル共有は、以降衰退してきている。一つが逮捕者が多く出たことや、情報流出を恐れたためかもしれないが、実際は、動画投稿サイトでわざわざ逮捕されるリスクを犯さなくても、手軽に動画が見れるようになったことや、HDDの価格暴落によって、大容量のファイルをアップローダー(古くはなど)に置くことができるようになったこと、ソフトにおいては、メーカーの寡占化が進んでひとつのアプリケーションを落とせば事足りると考えたか、フリーのアプリでも十分実用に足ることかもしれない。(Photoshopの代わりにGIMPとか)

つまり、違法行為をするしないにかかわらず、より簡単に目当てのファイルを入手できるようになってしまったため意味がなくなってしまったのだ。

事実、国内のインターネットの占めるトラフィックのうちファイル共有ソフトによるものと思われる回線使用率は、最盛期の2007年は9%までいってたが、2010年では5.9%になっているという。もちろん、分母の値も増えているので一概には言えないが。なお、変わって増えたトラフィックは、Youtubeやニコニコ動画のような動画投稿サイトによるものらしい。ニコニコ動画は、運営開始から2年間は赤字だったが、今では黒字となり日本のコンテンツ産業を支える存在になった。放送よりも先にニコニコ動画でアニメが放送されるのは一般化してきたし。

この時点で、やっと47氏の語っていたビジネスモデルができたといえよう。

P2Pの匿名性の問題もある。そもそも、現在は100%匿名性を出すことは不可能である。TorのようなP2P型プロクシサーバーをかましまくって匿名性を高めることは可能であるが、100%ではない。原因はIPアドレスの枯渇にもある。知っての通り192.168.1.1のようなIPアドレスは、2011年にすでに枯渇しており、今後はIPv6に移行することが予想される。

IPv6の匿名性はどの程度か定かではないし、インフラも十分に整っているとは言いがたいが、もしパソコン一つ一つに個別のIPアドレスが振り分けられるとなるとIPアドレスから情報の送信者が完全に特定できる状態となるため、厳しいかも知れない。そもそも、IPv6では一つのIPを共有するために使用しているルーターをかませる必要がないのだ。そうなると、IPv4からIvv6への過渡期は、IPv4のIPアドレスを持つことがステータスになるかも知れない。またIPv6では、多段プロクシをかませることが流行するだろう。おそらく、5年ぐらい先の話になるだろうが。

再びWeb共有の時代へ

あと、アップローダーの進化も無視できない。近年のRapidshareやMegaUploadでは、アップしたファイルをダウンロードする際に待ち時間を設けて、ヘビーなユーザには、しばらくしないとダウンロード出来ない時間を設けている。で、その制限を外したい場合は、お金を払ってこの制限を解除するという仕組みになっている。10年ほど間の../アングラサイトでは、ファイル要求時の負荷で片っ端から消されていたのとは対照的に、ダウンロードする際に速度制限や時間制限を設けることで、人気のファイルはそれに対して、待ち時間を多めに取り、少しでも早くダウンロードしたい人は、そこで課金させて利潤を得るというビジネスモデルが成り立っているわけだ。

特筆すべき点は、サービスによってはその利益の一部が、アップロードした人に還元されるものもあるという点だ。これならば、アップロードする人は、少しでもダウンロードされる可能性が高いファイルをアップするようになるだろう。言うまでもなくそれは、アニメや、市販ソフト、ゲーム、ハッキングツールなどである。

無論、アップされているファイルが違法かそうでないかは、運営者の知るところではない。郵便局が手紙の中身を検閲する権利がないのと同じである。一応、不正利用の報告などのフォームは用意されているが、MegaUploadのように、どこの団体がどこで、運営しているのかわかりづらいものも多い。2こういったサイトに違法なデーターがアップロードされていることも多い。Googleとまとめサイトを駆使することによって、P2Pを起動するよりも簡単に目当てのファイルが入手できるであろう。ダウンロード違法化の流れは、ここに原因がある。

あぷろだ詐欺

当然詐欺も横行する。有名なものだとPS3のカスタムファームウェアだろう。例えば、ps3tuts.comは有名な詐欺サイトである。ここにアクセスしてファイルをダウンロードしようとすると、fileml.comというShareCacheという団体の運営するダウンロードサイトに飛ばされる。広告をクリックするとダウンロードできるようなことが書いてあるが、もちろん嘘で、そこに金を払ってプレミアムメンバーにならないとダウンロードできないようだ。それ以上のことは確認していないが、せっかくダウンロードできてもおそらく捏造ファイルだろう。そもそも、fileml.comのトップページにアクセスしても似たような画面がでるので、その可能性は極めて高い。

どうみても、釣りサイトです。ありがとうございました。

仁義なきP2Pスパマーとの戦い

2009年末から、P2Pが切れやすいという噂が流れるようになった。なんでも、TCPMonなどで確認してみると特定のIPアドレスが接続されるとまったく、ピアに繋がらなくなってしまうばかりか、捏造ファイルだらけになってしまうというものだ。あるいは、検索結果にファイルは出てきても、数日間放置していてもファイルのダウンロードが開始される気配がないという現象である。

よくよく調べてみると、特定のIPからのアクセスがあると接続が切れてしまうということが判明した。詳細は、amazonからの攻撃対策まとめwikiを参考にして欲しい。このamazonausは、VPSの一種でamazonのクラウドである。このVPSというものが、原因である。VPSは、仮想プライベートサーバーのことで、1台のサーバーに複数のOSを同時に走らせてあたかも、1台のサーバーにパソコンが数台入っているようなものである。言い換えると、インターネット上に常時接続されたパソコン群である。amazonausの場合、完全に従量課金制で使用したCPU時間に応じて課金されるだけで、サーバーの設置料金や電気代などは無視出来るため、低コストでP2Pの妨害を行うことができる。

Shareの更新が2007年で止まっていることを考えると、とっくに解析されているだろう。なお、2009年頃から話題になり始めたPerfect Darkではあまりそういう影響を受けているという話は聞かない。まだ解析されていないのか、それとも利用者数が少ないからなのかは定かではない。2011年にはPerfectDarkでも、逮捕者が出た。いずれにせよ、危険性のあるIPは弾くことは当たり前のことになってきているようだ。

アクセスを弾くのに利用されているソフトは、PeerGuradianで、古くから韓国や中国からのアクセスを弾いたい人の間でよく使われていた。しかし、PeerGurdianは更新が止まっており、Windows Vista/7ではそのままでは使用できない。そこで、後継版であるPeerBlockを使うことが推奨されている。

後継版としてPerfectDarkが開発されているが、十分に使われているかというとそうでもないようだ。

ACTA

2011年末に世界中のファイル共有ユーザを震撼させるニュースが起きた。Web共有の急先鋒であるMegaUploadがFBIの家宅捜索を受けて閉鎖されてしまったのである。無論、数々の違法性の高いソフトがそのアップローダーを使っていて、事実上同社は放置していたのでこうなることは誰でも想像できたが、DMCAよりも悪質性の高い法律ができる原因にもなってしまった。まず、権利者にとって有害な情報の検索結果を出さないように、各検索エンジンに圧力を加えた。

しかし、それは思わぬ方向にも影響を与えた。FSF(フリーソフトウェア財団)や、LinuxのメッカであるGNU、Apacheなど、現在のインターネットの基盤技術を支える団体を敵に回したのだ。

なぜ、このようなことが起きたのか?この「権利者にとって有害な情報」というのがクセモノである。例えば、A社がB社のような車を作るときに必ずその車を分解などを行い、解析をする。そして、それを参考に新しい車を作るということは昔から行われていることである。これを“本来の意味での”リバースエンジニアリングと呼ぶ。もちろんソフトウェアにおいても似たようなことは行われているが、もしも、そこに何らかの著作権が含まれるデーターが存在していたらどうなるだろうか?今回の「権利者にとって有害な情報」というのはそこにある。

つまり、ソフトウェアのリバースエンジニアリングは違法であるとしたい連中が暗躍したのである。これに対し、GNUは最初からソースコードを公開することを是としている。思想的に相容れないのがよくわかるだろう。例えば、Aという市販のツールと同等の動作をするBというツールを作った場合、0からBのコードを書いたとしても、AがBに対して訴えることができるという事である。これは、明らかにオープンソースやフリーウェアに対する冒涜である。