#navi(../)
*SoftChipの時代 [#b38489a2]
2006年末頃からは、ハードウェアに物理的な改造をしないSoftChipの時代になる。最近のゲーム機はインターネット接続が前提で、脆弱性の対処や、新機能の追加などで日々進化している。(PS2もそうだったが、ファームウェアはメモリーカード上に存在していた)これを逆手にとって、ファームウェアを好みの動作になるように書き換えたらどうなるか?その最初の答えが、PSPにおけるカスタムファームウェアである。

*PSPの場合 [#geeef2b1]
もともと、PSPで非公式アプリを走らせることは脆弱性でもなんでもなくバージョン1.5まで仕様として存在していた。開発には、アーキテクチャがよく似ていたPS2Linixの開発環境を流用していたらしい。当時はSonyでさえメモリースティック高容量化と低価格化がここまで早く進むとは思ってもいなかっただろう。たった2年もしないうちにUMDの要領よりも多いメモリースティックが1万円以下で買えてしまう。価格の割に高性能なPSPで独自アプリケーションが走るとなると、コピーソフトを走らせたくなるというものである。あっという間にUMDからデーターを吸い出す脆弱性が見つかってしまった。しかし、2.xになりソフトが走らなくなると、しばらく息を潜めていた。もっとも、Fanjita氏らが新しいファームウェアでしか走らないUMDを無理やり1.xのファームウェアで走らせるためのブートローダーを開発していたので、コピーソフト自体は賑わっていた。

PSPの特徴的なものとして、ファームウェアをアップデートするともともバージョンに戻すことができないという仕様があった。こんな状況なので、後に発表されるPandoraBatteryが見つかるまで、2.xになると一気に価値が落ちるという問題があった。このため、ファームウェアの内容をバイパスできるUndiluted PlatinumというPSP用のModChipが開発された。PS2版のModChipのようにASICと32Mのメモリが使われており、ModChip用のファームウェアを書き換えたり、1.5と2.x以降のファームウェアを切り替えられるようになっていた。また、USBポートも付いており、そこからPSP本体のデーターをダンプしたり、改造コードを走らせたりすることができる予定だったようだ。しかし、半年ぐらいで廃れてしまった。

その原因となったのがDark_Alex氏のカスタムファームウェア(CFW)である。CFWは文字通り、ファームウェアをカスタマイズしたもので、一番最初のバージョンは3.02OE-Aだった。元々は、公式ファームウェア(以下OFW)2.5だったかで、TIFFの脆弱性をついてバッファオーバーランを発生させてテトリスなどを走らせたというのがきっかけだったらしい。(詳しくは覚えていない)当時は、自作ソフトを走らせるためになんどもTIFFでブートローダーを起動させる必要があったが、このCFWの登場によって状況が一変する。1.0や1.5のように、非公式アプリが起動できるようになったのだ。

CFW 3.xx系列では、リカバリーモードが実装され、プラグインによって機能を拡張できたりするなど、今のファームウェアの原型になっている。しかし、3.40になって一度更新が止まってしまう。Sonyに訴えられたらしい。それ以降、Team WildCardによる3.40OEの改造ファーム3.40LEが出たが、すぐにTeam M33によるM33シリーズにとって変わられた。当時は、謎のファームウェア開発チームだったが、後にDark_Alex本人がやっている(開発に参加している)という事がわかった。
#amazon(B0027POCE6,right)
また、Pandora Battery(別名Jigkick Battery)というものが発表された。これは、バッテリーのファームウェアを書き換えてPSPをサービスモードし、メモリースティック上の実行ファイルを無理やり実行させるものである。Sonyに修理を出したときに使われるという噂があり、本体のFlash関係なしで動いてしまうというものだった。右に一般的にパンドラバッテリーと呼ばれるバッテリーがあるが、普通のバッテリーでもパンドラバッテリーにすることができる。Pandora's Battery や Universal Unbricker、Time Machineなどといったツールで、本体に装着されているバッテリーのEPROMを書き換えるだけである。

しかし、パンドラバッテリーはあくまでも起動装置に過ぎないので、ブートローダーと、実行したいファイルを書き込んだメモリースティック(Magic Memory Stick)を準備する必要がある。この実行ファイルをカスタムファームウェアや古いファームウェアのインストーラーにすることで、ダウングレードが可能になった。その結果、PSP-2000では発売日前にカスタムファームウェアをインストールすることができるようになってしまった。

M33シリーズは、2009年1月まで開発が続いていたが、それ以降5.00M33-6以来更新は止まったままである。

一応、フランスのTeam NexGenにより後継であるGENシリーズが開発されているが、Dark_Alexの時のような勢いは無い。原則的にM33のファームウェアをカスタマイズしたものが中心である。それでも、プラグイン設計が優秀だったからか、新しいファームウェアを要求するゲームでもプラグインで対応できてしまうことが多く、最新のゲームを走らせる上で困ることはない。

*Wiiの場合 [#dcbcdcdc]

*そしてPS3・・・ [#h0ebadb0]